このたび，横浜みなとみらいに近いナビオス横浜で第8回日本皮膚科心身医学会を2018年1月28日（日）に，開催させていただくことになりました。第6回、第7回とアトピー性皮膚炎治療研究会との合同開催が続きましたが、第8回はふたたび単独開催となります。メインテーマは「小児皮膚疾患と心身症」で、成人とは違った診療の難しさのある小児の治療について皆様と一緒に考えたいと思います。
　教育講演は横浜市立大学附属市民総合医療センター精神医療センター(児童精神科)の高橋雄一先生に「子どものこころと身体症状」と題してご講演をいただきます。スポンサードセミナー1「成人と小児の皮膚疾患と心身症」では皮膚科医と小児科医の視点で心身症と皮膚疾患の関係を考えます。小児科医としては多数のご経験のある関西医科大学小児科学講座、関西医科大学総合医療センターの石﨑優子先生に、思春期の慢性疾患についてどのように心理的支援をおこなっていくべきなのかご講演をお願いしました。スポンサードセミナー2ではうつや心身症の合併を見据えた乾癬治療について、考えていきたいと思います。いずれも皮膚科医が常日頃悩んでいる内容ですのでぜひご参加下さい。
　また、毎年行われているバーチャル ケーススタディーは好評ですので、今回も皮膚科と精神科の4人先生に症例の提示をお願いしています。虐待、自閉症スペクトラムと関係したアトピー性皮膚炎患者の対応や抜毛症、円形脱毛症、蕁麻疹の症例が提示されます。一般演題も7題それぞれ興味深い症例のご応募をいただきました。いずれも会場からの活発なディスカッションをお願い致します。
　なお、1日だけの学会ですので、昼食は展望の良いレストランで懇親会を兼ねた時間を持ちたいと思います。実臨床に携わる新たな会員の加入を目指し、終了後にこころが晴れやかになる会を目指したいと思います。

横浜市立大学医学研究科環境免疫病態皮膚科学
相原　道子